2015年12月10日
ASOLO FSN95GTX シューズの破損とメンテナンスについて
本日のブログは、商品のお知らせではなく、シューズのメンテナンスについてです。
先日開催された、ハートロックに参加のお客様でトレッキングシューズが破損してしまったそうです。
現場でのシューズの破損は致命的ですが、予備の靴を携行される方も少なく困ってしまったそうです。
現在のトレッキングシューズは、クッション性と軽量化の観点から、ポリウレタンが多用されています。
アッパーとソールの結合部分が加水分解してしまい、剥がれるように破損してしまいます。
現用の特殊部隊は、官給のブーツで無くトレッキングシューズの使用が多いことから、多数を揃えるお客様が多いです。
当店でも、シューズとグローブは比較的安価に個性の出せる部分の為、なるべく拘って購入される様にオススメしています。
今回相談されたのは、タイトルにもあるASOLO FSN95GTXについてです。
アッパーとソールの間が加水分解で剥がれてしまったそうですが、そのまま捨ててしまうのは勿体無いと思います。
特に、アッパー部分は足に馴染むと履きやすく、長く使う物ほど疲れ辛く柔らかいフィット感になります。
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現在、ASOLOシューズは、モンベルジャパンが正規代理店になっています。
国内で正規流通するモデルは全てリペアが可能です。
↑↑こちらは、昨年(2014年)モンベルジャパンで修理を行ったASOLO FSN95GTX です。
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↑↑この様に、爪先が部分がひび割れたりしてくると劣化が始まっている証拠です。
いずれ中間部分に劣化が浸透し、急に剥がれる症状に見舞われてしまいます。
※上記画像はASOLO FUGITIVEです。
当店では修理受付を行っていませんが、
リペアは、モンベルショップ直営店での受付か、大阪の修理部で対応してくれます。
モンベルジャパン → http://www.montbell.jp/
正規店の為、予備パーツの在庫も豊富です。
万が一旧モデルで部品が無い場合、現行で対応する別パーツで修理可能です。
↓交換済みトゥソール ASOLOの文字が入るトゥは現在在庫が無いそうです。
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ASOLO FSN95GTXは残念ながら廃盤の為、同じパーツで修理は出来ませんが、ビブラムラディアントソールで対応可能です。
修理は原則として両足を同時に行いますので、左右の価格になります。
ソール交換のみで、8.400円(税別)、爪先のラバーソール交換を追加で、2.500円(税別) となっています。
・追記
当記事はFSN95GTXの修理についてですが、
ASOLO FUGITIVE等のモデルでも修理対応が可能の様です。
パーツの在庫次第ですが、問い合わせをされると良いかと思います。
・追記
価格や修理期間は、2014年時点での情報です。
現在は異なる可能性がございますので、詳しくはモンベルジャパンにお問い合わせ下さい。
・追記
つま先部分を交換すると、ASOLOの文字が無いトゥパーツになってしまいます。
文字を無くしたくない方は、つま先は古いまま交換せず、ソールのみの交換が良いと思います。
ASOLOの文字入りパーツの在庫があれば対応は可能の様ですが、現在は廃盤かもしれません。
まったく同じ、ソールや爪先ではありませんが現行のに交換するとクッション性が上がった様に感じます。
また、足に馴染んだアッパーは非常に履きやすく、新品のソールに交換して安定性が上がっていると思います。
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■モンベル修理部から頂いたアドバイスです■
ポリウレタンは、使用すればするほど強度が出るそうです。
頻繁に履くシューズは、加水分解前にソールが減って寿命になるとの事です。
最低でも月に1回は履いて使用する(圧力を掛ける)方が長持ちします。
ポリウレタンの強度は4〜7年程度のだそうです。
高温多湿、直射日光は避けて保管し、汚れはブラッシングで落とすと良いそうです。
泥や汚れの中の微生物が、ポリウレタンの劣化を早めるそうです。
湿度の高い日本の風土はポリウレタンに適さないそうです。
汚れたままの保管、湿気が抜けないので袋に入れての保管は行わない方が良いとの事です。
時代考証に拘る方々には、絶版物シューズは大切なコレクションだと思います。
ちゃんとしたメンテナンスで、愛用のシューズを少しでも長持ちさせて頂ければと思います。
先日開催された、ハートロックに参加のお客様でトレッキングシューズが破損してしまったそうです。
現場でのシューズの破損は致命的ですが、予備の靴を携行される方も少なく困ってしまったそうです。
現在のトレッキングシューズは、クッション性と軽量化の観点から、ポリウレタンが多用されています。
アッパーとソールの結合部分が加水分解してしまい、剥がれるように破損してしまいます。
現用の特殊部隊は、官給のブーツで無くトレッキングシューズの使用が多いことから、多数を揃えるお客様が多いです。
当店でも、シューズとグローブは比較的安価に個性の出せる部分の為、なるべく拘って購入される様にオススメしています。
今回相談されたのは、タイトルにもあるASOLO FSN95GTXについてです。
アッパーとソールの間が加水分解で剥がれてしまったそうですが、そのまま捨ててしまうのは勿体無いと思います。
特に、アッパー部分は足に馴染むと履きやすく、長く使う物ほど疲れ辛く柔らかいフィット感になります。
現在、ASOLOシューズは、モンベルジャパンが正規代理店になっています。
国内で正規流通するモデルは全てリペアが可能です。
↑↑こちらは、昨年(2014年)モンベルジャパンで修理を行ったASOLO FSN95GTX です。
↑↑この様に、爪先が部分がひび割れたりしてくると劣化が始まっている証拠です。
いずれ中間部分に劣化が浸透し、急に剥がれる症状に見舞われてしまいます。
※上記画像はASOLO FUGITIVEです。
当店では修理受付を行っていませんが、
リペアは、モンベルショップ直営店での受付か、大阪の修理部で対応してくれます。
モンベルジャパン → http://www.montbell.jp/
正規店の為、予備パーツの在庫も豊富です。
万が一旧モデルで部品が無い場合、現行で対応する別パーツで修理可能です。
↓交換済みトゥソール ASOLOの文字が入るトゥは現在在庫が無いそうです。
ASOLO FSN95GTXは残念ながら廃盤の為、同じパーツで修理は出来ませんが、ビブラムラディアントソールで対応可能です。
修理は原則として両足を同時に行いますので、左右の価格になります。
ソール交換のみで、8.400円(税別)、爪先のラバーソール交換を追加で、2.500円(税別) となっています。
・追記
当記事はFSN95GTXの修理についてですが、
ASOLO FUGITIVE等のモデルでも修理対応が可能の様です。
パーツの在庫次第ですが、問い合わせをされると良いかと思います。
・追記
価格や修理期間は、2014年時点での情報です。
現在は異なる可能性がございますので、詳しくはモンベルジャパンにお問い合わせ下さい。
・追記
つま先部分を交換すると、ASOLOの文字が無いトゥパーツになってしまいます。
文字を無くしたくない方は、つま先は古いまま交換せず、ソールのみの交換が良いと思います。
ASOLOの文字入りパーツの在庫があれば対応は可能の様ですが、現在は廃盤かもしれません。
まったく同じ、ソールや爪先ではありませんが現行のに交換するとクッション性が上がった様に感じます。
また、足に馴染んだアッパーは非常に履きやすく、新品のソールに交換して安定性が上がっていると思います。
■モンベル修理部から頂いたアドバイスです■
ポリウレタンは、使用すればするほど強度が出るそうです。
頻繁に履くシューズは、加水分解前にソールが減って寿命になるとの事です。
最低でも月に1回は履いて使用する(圧力を掛ける)方が長持ちします。
ポリウレタンの強度は4〜7年程度のだそうです。
高温多湿、直射日光は避けて保管し、汚れはブラッシングで落とすと良いそうです。
泥や汚れの中の微生物が、ポリウレタンの劣化を早めるそうです。
湿度の高い日本の風土はポリウレタンに適さないそうです。
汚れたままの保管、湿気が抜けないので袋に入れての保管は行わない方が良いとの事です。
時代考証に拘る方々には、絶版物シューズは大切なコレクションだと思います。
ちゃんとしたメンテナンスで、愛用のシューズを少しでも長持ちさせて頂ければと思います。